ある日のレッスンでのこと・・・
読む練習をしていると
他のやる気がみなぎる上級生に圧され
「できない…」
とつぶやいた子がいました。
心のシャッターが閉まりそうな瞬間。
そのときは
一緒について練習をしたので
できるようにはなりました。
でも
「できるようになること」は目的ではないんですよね。
それだけを追い求めていたら
ただスキルが身に付いた機械のようなもの。
このあと
「今練習した言葉を使って
自分だけのストーリーを作るよ」
と言ったとき
その子の瞳が輝きました✨
自分という個性の表現が学習の中心にあること。
自分がそこにいるから生まれるストーリー。
自分という個性が発揮できる英作文。
学びの根底に個性の尊重があって
初めて学習の意欲が湧いてきます。
自分の思いを人に伝えるために
言葉はあるのだから。
どこかにある正しい答えを
見つけることが求められるだけのテストは
本当に必要なのでしょうか。
瞳の輝きを見失うことのないように
学びの意味が見つけられるような場を
作っていきたいと思いながら
日々過ごしています。